こんにちは!4児ママのつぼこです。
保育園でわらしべ長者の紙芝居を読んでから、4歳になる次女は物々交換ブームに浸っています(笑)
先日、奈良の長谷寺へ参拝してきたんですが、なんとわらしべ長者の舞台となったお寺だったんです!もうこれを知って、うちの三姉妹はテンション上がりっぱなし(笑)
奈良の長谷寺には国宝となる断崖絶壁に作られた舞台造と、そこに祀られた本尊十一面観世音菩薩立像(木造の観音様で12.3mもの高さがあるんです!)。そしてなんとも登りがいのある登廊(のぼりろう)。
夫とともに大人は感慨無量でありましたが、子供たちにもなんだか伝わるものがあったようで、参拝を終えた後の顔はとても凛々しく感じるられました!
そんな奈良の長谷寺、子連れでも楽しめた参拝コース(所要時間)と、今人気の御朱印(期間限定もあったよ!)についてご紹介します!
車で行かれる方は、近くに日帰りで立ち寄れる温泉もあったので、そちらも合わせてご紹介しちゃいますね^^
奈良長谷寺とは?
まず、奈良の長谷寺についての基本情報を紹介していきますね。
奈良「長谷寺」基本情報
住所 〒633-0112 奈良県桜井市初瀬731−1
宗派 真言宗豊山派
ご利益 縁結び
国宝 舞台造の本堂
重要文化財 登廊など
奈良と言ったら東大寺や法隆寺、春日大社が有名ですが、奈良の長谷寺も同じくらい日本の良さを感じられるところです。
ボタンが有名ですが、四季折々たくさんの花が咲きほこるので、別名「花の御寺(みてら)」とも呼ばれているんですよ~
では、早速我が家の参拝コースをご紹介します!
長谷寺参拝コースと所要時間
では、我が家がまわったコースをご案内いたします^^
泊瀬門前町(はつせもんぜんまち)
我が家は奈良のカルディアキャンプ場からの出発だったので、車で長谷寺まで向かいました。
長谷寺周辺には駐車場は少なく、混雑時(特にぼたんまつりの時期)はかなりの渋滞があるようです。だいたいどの駐車場からも長谷寺総受付までは徒歩10分前後では行けます( 長谷寺駅からも徒歩20分ほど)。
が、この泊瀬門前町には、お土産屋さんや美味しそうな和菓子屋ソフトクリームが売ってて、うちの子たちはなかなか進めませんでした。
この泊瀬門前町近くを流れる初瀬川は昔、神河と呼ばれ、「みそぎ」が行われていたそうです。写真で見る通り、長谷寺周辺にもいろいろ見どころはあるので、1日かけてゆっくり回って歴史に触れてみるのも楽しそうでした。
いよいよ長谷寺!
まずは長谷寺総受付にて入山料金を払います。
入山料金(個人)
大人500円
中・高校生500円
小学生250円
障がい者手帳提示250円(同伴者1名同様)
入山時間
8:30~17:00(4月~9月)
9:00~17:00(10月~11月、3月)
9:00~16:30(12月~2月)
定休日 なし
長谷寺は西国三十三カ所霊場の第八番札所として知られています。
受付を済ませ、石畳を進むと、厳かな大きな総門「仁門」があります。うちの旦那さんは数寄屋建築専門大工さんなので、とても興味深く見て、写真をバシバシ撮っていました。
入母屋造本瓦葺という屋根で、法隆寺も入母屋造本瓦葺が採用されているそうです。
そしてまっすぐ進むとあの登廊が現れます!
登廊の間にはトイレがないので(あってもけっこう歩く)、できるだけここにあるトイレで済ませてから行くのがおすすめです^^
【重要文化財】登廊(のぼりろう)
屋根付きの階段で、形の変わった丸い灯籠が吊るされています。段差が低いので、子供にはもってこいの階段!
見上げても見上げても階段が続くので、我が子は大喜びで、無駄に登ってはおりて登ってはおりてを繰り返していました。
この時2歳になりたての三女でしたが、階段が楽しくて楽しくて仕方がなかったようです!
我が家の場合は20分くらいかかりましたが、大人の足では仁門から10分かかるかかからないかくらいで本堂まで行けます。
段差は低いとは言え、階段は階段!上登廊、中登廊、下登廊の3つに分かれていて、全部で399段というから、かなりのものです。
私は長男がお腹にいる臨月だったので、かなりはぁはぁして、いい運動になりました。
【国宝】登廊の先にはの国宝の本堂!
登廊を登りきると、いよいよ国宝の本堂があります。最初のYouTubeにも映っていた通り、断崖絶壁に建てられています。
京都にある清水寺は京都の街を見渡せますが、奈良の長谷寺からは新緑でいっぱいの愛宕山が見られます。みどりあふれ、無駄のない風景とでも言うんでしょうか。とっても気持ちよかったです。
こちらの舞台は崖にせり出ているので「舞台造」と言われているそうです。
◆インスタ映えスポットはここ!
この舞台と本尊十一面観世音菩薩立像の間にある双堂は、インスタ映えスポットとして有名なんです。
新緑の時期、本堂の東側から双堂を見ると床がみどりに映るんです!
また紅葉の時期には真っ赤な床が。
床みどりは春から秋の紅葉前までならいつでも見やすいです。
【重要文化財】木造で造られた本尊十一面観世音菩薩立像
本堂の奥に祀られた本尊十一面観世音菩薩立像。約12.3mもの大きさで、三女はちょっぴりビビりさんになっていました。
日本最大級って言うんだからそりゃびっくりですよね。
我が家が参拝したときは通常時だったので、観音様を遠くから拝むだけでしたが、年に2回ある特別拝観では、普段入ることのできない国宝である本堂の中に入ることができます。
そして、そこに祀られているご本尊観音様の御足に直接触れてお参りすることができるという、最大のパワーをいただくことができると言われています!
特別拝観のときにしかもらうことのできない「五色線」という、観音様との結縁の証があります。お守り以上のパワーを運んできてくれそうですよね。
ちなみに、仁門同様、本堂も入母屋造本瓦葺で作られています。
打ち出の小槌と福袋
本堂を出るとすぐ右手に大黒堂があります。こちらには、子供の目をひく打ち出の小槌と福袋がありました。
一寸法師に出てくる打ち出の小槌と、何やら大きな袋の石。もうそれだけで、子供たちは大はしゃぎ!
子だくさんの我が家はお金はいくらあっても足りないくらいなので、ここぞとばかりに丁寧にお参りしました。
参拝のあとはちょっと休憩
大黒堂を出て少し進むと休憩所があり、おみやげ物を売っている売店もあります。すぐ横にはトイレも。
セブンティーンのアイスや自動販売機もあるので、ここでちょっと休憩できます。
アイスを食べてゆっくりして、我が家はここで15分くらい休憩しました。
昭和の名棟「五重塔」
休憩所の影からでも行ける、五重塔。こちらは昭和29年、戦後日本に初めて建てられた五重塔で、昭和の名塔と呼ばれるくらい美しいとされていました。
実際見てみると、新緑との調和具合なんかも趣深い雰囲気が、時代とか歴史とかよくわからない私でも、心から「きれいだなぁ」って感じることができました。
何より、昭和29年って、自分の母親と同じ年に完成(産まれた)したっていうのが、感慨深かったです。
小さい子供がいるとなかなかゆっくり参拝できませんが、ここでの所要時間は5分弱でした。
四季折々たくさんの花を楽しむことができる「花の御寺(みてら)」
奈良の長谷寺は 別名「花の御寺(みてら)」と呼ばれるくらい、四季折々いろいろは花を楽しむことができます。
いつかの長谷寺。#ボタン#写真好きな人と繋がりがたい pic.twitter.com/gkI9fwcRvg
— いつかのひろ (@itsukanohiro) 2018年5月4日
桜に始まり、ボタン、あじさい、紅葉、寒牡丹などなど、たくさんあるので、いつの季節に参拝してもきれいな花々が出迎えてくれるのは嬉しいです^^
重要文化財の登廊そばでかれんに咲いています。古沢記者が取材しました。(栗)
奈良)長谷寺で冬ボタンが見ごろ 桜井市https://t.co/uRNUNBK8ia pic.twitter.com/yM6G2w8op8
— 朝日新聞奈良総局 (@asahi_naraken) 2017年1月4日
その他にも、「本長谷寺」「本坊」「宗宝蔵」などまだまだ参拝したいところはたくさんあります。
登廊の途中には、「月輪院(がちりんいん)」という、お抹茶やコーヒーを飲むことができる休憩所があり、小さな子供でも静かにできるタイプの子なら、ここで休憩してもいいかもしれませんね。
我が家は無理でした・・・。
長谷寺の御朱印帳・御朱印はしぶかっこいい!
長谷寺の御朱印帳は3種類ありました。
ボタンの花が有名なので、「長谷寺オリジナル朱印帳(牡丹)」牡丹バージョンも。
御朱印は5種類ほどあり、期間限定のもの(記念印含め)もありました。2020年までのものが今なら頂けるということです!!
長谷寺の公式Instagramでは御朱印の動画がアップされていました!
これまであまり御朱印って興味なかったんですが、ちょっとこの渋いカッコよさに惹かれ始めている私です。
安産お守りで無事出産しました!
奈良の長谷寺に参拝しに行ったのは、長男がお腹の中にいるときでした。この3週間後にはお守りのパワーもあって、元気に生まれてきてくれました!!
奈良「長谷寺」へのアクセス
長谷寺へは、車か電車で行くか、ツアーで行くかになります。
住所 〒633-0112 奈良県桜井市初瀬731−1
長谷寺周辺は坂道も多いので、電車で来た場合、行きはタクシーを利用するのもありですね。帰りは下りなので、お土産に見ながら歩いて帰るのも楽しいです。
電車は「近鉄・長谷寺駅」
電車は近鉄長谷寺駅が最寄り。近鉄長谷寺駅から徒歩でも20分弱と天気が良ければ、歩いても気持ちのいいコースです。
近鉄奈良駅からおよそ1時間くらいで行けます。
夫が大阪出張中にも参拝しに行ったことがあって、大阪からでも1時間半くらいで行けたと言っていました。
駐車場は500円
長谷寺近隣にある駐車場の多くは終日500円というところが多かったです。
車で来たなら日帰り温泉でゆっくり
我が家はキャンプ中ということもあったので、帰りは橿原市にあるあすかの湯に寄ってゆっくりして帰りました。
温泉自体かなり大きくて、子供にも魅力的な洞窟の湯や炭酸泉檜風呂、壷湯なんかがありました。
駐車場も広いので、運転の下手な私でも心配なしでありがたかったです。
お参りしたあとにさらに気持ちをキレイさっぱりできるのは、嬉しいですね!
あすかの湯
住所 奈良県橿原市醍醐町375
営業時間 朝10時~深夜1時
定休日 毎月第4火曜日
さいごに
奈良といったら法隆寺や東大寺の大仏様、春日大社なんかしか思い浮かばない私ですが、新たな奈良の魅力に触れることができてとてもよかったです。
小さな子供と一緒だとなかなか思うようにまわれないことばかりですよね。でも、奈良の長谷寺は自然を身近に感じつつ、登廊で体力使って気持ちよく参拝できるので、子連れこそおすすめしたい場所でもありました!
今度は元気に生まれた長男と一緒に、参拝しに行こうと思います^^